転勤の辞令が下り、やっと新しい住居が決めたと思ったら、次に始まるのは怒涛の荷造りです。
荷造りのセオリーといえば、「どこから手をつける?」⇒「使用頻度の低いものから!」というのが定番ですが、その前に一つ、やっておくとその後がスムーズな一工夫があります。
荷造りを始める前に、新居の図面をフル活用して下準備。荷造りをスムーズに進めていきましょう。
こちらの連載では筆者の転勤に伴う引っ越しの経験や、商業施設やオフィスの移転に携わった経験を元に、荷造りと荷解きのHowto(方法)をシリーズにしてまとめています。引っ越し未経験の方から、荷造りがいつもうまくいかない…という引っ越し経験者の方までに役立つ内容でお届けいたします。
シリーズ2回目は、1回目の記事で触れた間取り図面の活用法を具体的にご紹介します。
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新居の間取り図面を活用するメリット
商業施設やオフィスの移転で最も重要なのが図面です。
多くの社員が各自のワークスペースと荷物を持ち、部署や会社全体で共有しているような家具や書類もあり、さらに社内の事を何も知らない移転業者が入る中での移転をスムーズに終えるには、皆が共通して認識できる灯台のようなものが必要になります。それが図面なのです。
それは家庭でも同じ。家の中の多くを把握しているのはおそらく妻が多いと思いますが、家族を巻き込みさらに外部の業者の方にも共通の認識を持ってもらいスムーズに引っ越しを終えるために図面はとても重要なのです。特に家族を巻き込み…の部分では、当初は配偶者一人で進めがちな引っ越し荷造りが、段々と佳境に入るにつれ(前日など!)他の家族も荷造りに参加しないと終わらない!という段階になったときに、図面を共通認識ツールとしておくと便利です。
新居の部屋の用途を決めていく流れ
部屋には用途があります。わかりやすいのは用途が明確な洗面所やお風呂。ぶっとんだ例になりますが、キッチンにシャンプーを置いている人がほぼいないように、基本的には物は使う場所に置くのが効率的。そのためまずは部屋の使い道をおおまかに決め、それに従って荷造りをしていくのがおススメです。流れは以下の2つ。
1:各部屋に番号をつける
前回の記事にも書いたようにA3に拡大した図面を用意したら、まずは各部屋に番号をふっていきましょう。忘れがちなのが玄関や、部屋についていない単独の収納スペース、バルコニーなど。画像を参考にしてみてください。
2:各部屋の用途をおおまかに決める
番号をふったら、各部屋の用途をおおまかで構わないので決めていきます。修正できるように鉛筆などで書き込んでいくと良いでしょう。画像では付箋を使っています。洗面所やお手洗いなど最初から用途が明確な場所は省いて結構です。
部屋の用途を決めるポイントとおすすめ
リビングはなんでもアリにしがち
リビングは多くの家庭で家族が集う場所だからこそ、「リビングはリビングでしょう、他に何が…?」と不明確になりがちです。
不明確になりがちだからこそ色々なものがあふれる場所になるので、用途をある程度明確に書いておくと荷造りに便利です。例えば「テレビを見る」「上の子が勉強する」「おむつを替えることが多い」など。そうすると何をどこに運んでもらい配置すべきなのかが荷造りの段階で明確になります。
おススメは一部屋まるごとクロゼット
お子さんが小さく(小学生位まで?)また部屋数として確保する事が可能なのであれば、一部屋をまるごとクロゼットとして使うのはおすすめです。収納がまったく無い物件をリフォームする際にもよくとられる解決方法でご存じの方も多いと思いますが、家族のすべての衣類、制服、帽子などを全てまとめてその部屋に集約してしまう方法です。衣装ケースなども既存のクロゼットに入れるのではなく部屋にそのまま置きます。洗濯物をしまう場所が集約出来て動線もラクですし、家族で「あの部屋は服の部屋」という認識があれば「あれどこ~」ということも減るはずです。衣装ケースとクロゼットのサイズ合わせに悩む必要もないので、もしよろしければお試しください。
余裕があったら…
引越しは荷造り以外にもタスクは色々ありますので時間が無く、細々と用途を決めるのは難しい場合もあると思いますが、細かく部屋の寸法や収納の内寸を測る余裕があれば家具の配置、収納スペースに何をどのあたりに入れるかなども具体的に決めておくとなお良いです。なかなか自分で動かすのが大変な家具は引越時に設置して場所を決められれば楽ですね。
また印刷したA3の図面の裏は、引っ越しや子供の学校等の手続き系のメモ欄にして、その紙があれば引っ越しに関わることが全てわかるようにしておくと情報が集約できておススメです。
次回はこの図面を基にした荷造りの進め方をお伝えします。
続きはこちらからご覧ください。
読んでいただきありがとうございます。
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