荷造り荷解きのコツとすすめかた 連載 001物件探しの段階からできる荷造り準備と基本ツール

転勤に伴う負担の一つといえば、引っ越し毎に付きまとう荷造りと荷解きです。通常業務に加えて、業務引継ぎに送別歓迎会にと、多忙になる配偶者に代わり、家庭の引っ越し業務を一手に担わざるを得ない場合の負担といったら…。

筆者は転勤による個人の引っ越しも当事者として経験するのはもちろん、商業施設やオフィスの移転にも関わった経験があり、そこで得た知恵を自身の引っ越しにも反映させていることに気づきました。

そんないわば「業務用引っ越しの当たり前」を個人版にアレンジした荷造り荷解きのHowto(方法)をシリーズにしてまとめていきたいと思います。まだ引っ越しは経験していない転勤族の方から、荷造りがいつもうまくいかない…という引っ越し経験者の方までに役立つ内容でお届けいたします。

Howtoは辞令が出た時を起点に時系列に綴っていきますがシリーズ1回目の本記事は、下準備編として荷造りにおいて物件探しの段階でやることと基本ツールの紹介をしたいと思います。

物件探しの段階でできること

地域指定ゴミ袋の確保

物件探しの時に荷造り…?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、できることがあります。

それはゴミ袋と図面の用意。

ゴミ収集に出すゴミ袋は、多くの自治体で指定ゴミ袋を設定していることが多く、荷造り荷解きでゴミが多く出がちな引っ越しには必需品のアイテム。物件探しの段階でついでにゴミ袋を確保しておくと新しい物件に着いた瞬間から使う事ができて楽なのです。

物件探しには、転勤までの日数によって、内見をした上で物件決定できるパターンと、現地に行けず図面上のみで物件を決めるパターンに分かれると思います。

内見をして物件を決められる場合

地域指定ゴミ袋は、その地にあるスーパーやコンビニで販売されています。

内見をしに行った時に、コンビニに寄ることもあると思います。飲み物などを買うついでにゴミ袋もチェックしておきましょう。そしてできれば大きめ(45ℓ位)サイズのものを購入しておきます。

現地に行けず物件を決める場合

引越まで現地に行くことなく荷造りに入る場合は、ネットでポチっとしておくのがおススメです。

ネットで出回っていない地域指定ゴミ袋もあるかと思うのですが、まずはフリマサイトで出品されていないかチェック。あとは事業者向け用品の総合通販サイト「モノタロウ」もおすすめです。事業者向けとありますが個人登録すれば個人でも購入できますので一度引っ越し先自治体のゴミ袋があるかどうか見てみると良いと思います。

工具通販 MonotaRO(モノタロウ) 現場を支えるネットストア

楽天などの通販サイトでも「地域名 ゴミ袋」で見つかる場合もあります。(こちらは例として名古屋市のごみ袋のリンクです。ネットで購入の際は事業用と家庭用を間違えないように)

引っ越し先の図面を用意

物件が決まると入手できるのが図面。商業施設やオフィスの移転でも、非常に重要なのが図面です。

なぜなら図面に基づいて荷物の行先を決め、その決まりを家族(会社なら社員)と業者で共有し運んでもらうことが荷解きからその後の生活(会社なら業務)へスムーズに移行するための近道だからです。その図面の具体的な活用の仕方は以降のシリーズで綴りますが、まずは事前準備として図面を入手しA3サイズに拡大コピーしたものを2~3枚手元に置いておきましょう。

荷造りキホンツールを用意する

荷造りキホンツールは紙袋にひとまとめに

おなじみの基本ツールもありますがあらためてまとめておきたいと思います。

以下に紹介するものは荷造りであちこちの部屋に持ち運べるよう、また荷造りの最後まで残すものなのでザクっと最後の段ボールにまとめて入れられるよう紙袋に入れておくと便利です。

太い油性ペン…梱包した段ボールに部屋の行き先や用途を書いておくのに必需品。キャップをつけたり外したりする手間を省くため、ノック式を用意しておくと良いです。

ガムテープ…これは引っ越し業者から支給されることも多いアイテムです。段ボールをとめるのに必須です。

養生テープ…塗装やコーティングをはがさないようにするための粘着力がガムテープほど強くないテープです。ポリプロピレン製の衣装ケースなど、中身をいれたまま運ぶ際の引き出しの外れを防ぐ固定用テープとして、また作業中に各種配送業者などと電話したりして取り急ぎのメモを取りたい時にも、テープに書いて壁に貼っておいたりできるので便利です。ちなみに業務用の移転では養生テープに様々な注意書きを書いて気を付ける部屋の箇所などに貼っています。(例えば”ガラス窓に接触注意”など)

ハサミとビニール紐…これらはセットでつかうのでひとくくりに記載しました。荷造りの最後に「あ!これ梱包し忘れた!」になりがちな物干し竿や突っ張り棒をくくるのにも使うことができます。

サランラップ、新聞紙、プチプチなどの緩衝材、ビニール袋…これらは全て破損や梱包時の荷崩れを防ぐためのアイテム。薄紙などの緩衝材は引っ越し業者から支給されることもあります。ビニール袋は調味料などそのまま段ボールに入れると万が一の液漏れが怖いものの液漏れ防止にも役立ちます。

ウェットシート…家具を動かした際に気付く今まで溜まっていた際の掃除、引っ越し当日にも新しい家の床拭きなどにも便利です。もっと用途を広げたい場合には、床用のものではなく、手拭き用のアルコールの入っていないウェットシートにしておくと、引っ越し先ですぐに手をふきたい時などにも使えて便利です。

以上が本格的な荷造りに入る前にしておく下準備編①になります。特に荷造り基本ツールはいますぐの転勤予定がなくても普段の生活からセットにしておいて損はないアイテムです。

無心で段ボールに入れていけば荷造りは終わるけれど…

下準備が引っ越し後の生活にスムーズに移行するカギ

荷造りは無心で目に付いたものを段ボールにポンポン入れていけば物理的には完了します。

しかし引っ越しは、1本の線を日常とするならば、もう1本同時に線を引いて次の日常を準備するもの。日常の生活をスムーズに移行させていくには下準備をしておくのとしておかないのでは効率がまったく変わってきます。ぜひこちらのシリーズが参考になり、少しでも荷造り荷解きがスムーズにいくといいなと思います。

連載の続きはこちらから↓

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家具メーカーに11年勤めた後、家族の転勤にて退職。
季節の行事やイベント、子どものお祝いなどのハレの日に、空間装飾やテーブルスタイリングを行うharenohi_factory主宰。2児の母。

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