住んではいけない土地を避けて安全に家探しをする方法【必ずチェックすべき防災情報まとめ】

全く知らない土地に引っ越しをする際、その人により「駅の近く」「子供の学校の近く」など重視するものはたくさんありますが、どの人にも必ず関わってくるのは「安全性」 「防災」です。

知らない土地での家探しに慣れている「転勤族60名」に、引っ越し前に必ずチェックしている防災情報サイトをアンケート。その中で多くの声が上がった5個をご紹介します。

転勤で内見せずに川の堤防下すぐそばの物件に住み、大雨になるたびに怖い思いをしました。それ以来「家の内部は自分の工夫で変えられるけど、外の環境は変えられない!」という信念で、いつも念入りに防災情報をチェックして物件探しをしています。

引っ越しで家を探している方の参考になれば幸いです。

実際に現地に家探しに行ったときにチェックすべき街の安全性については以下の記事でご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

>>このページコンテンツ

ハザードマップで土地をチェック

土地の危険性をチェックするのにおすすめなのは、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」です。 洪水・土砂災害・高潮・津波・道路防災・土地の特徴を地図と重ねながら確認できます。

転勤などで数年だけ住むつもり…だとしても震災はいつ起こるかわかりません。また、なかなか次に異動しないまま10年近く住むことになった、子供の進学に合わせて定住することになったなど、色々なケースがありますので、ハザードマップは要チェックです。

引用:ハザードマップポータルサイト

アンケートでもハザードマップは必ず確認しているとの声多数でした。

ハザードマップは各市区町村のWebサイトにも掲載されていますが、市区町村によってエリアごとにPDFファイルが分かれていたりして見づらい場合もあります。
また、土地勘がない場合「県西部」 「県北エリア」 など書かれていてもわかりにくく、知りたい情報が見つかりにくい場合もありますので、この国土交通省の 「ハザードマップポータルサイト」 で確認すると簡単です!

ガッコム安全ナビ

株式会社ガッコムさんが運営する「ガッコム安全ナビ」こちらもチェックしているという声多数でした。

引用:ガッコム安全ナビ

検討している物件付近で起きた事件を検索できます。

不審者、声掛けなどお子さんがいるご家庭では特に気になるかと思います。事件が全く起きないエリアというのも少ないかと思いますが、あまりにも事件が多すぎるなど、気になるポイントが見つかるかもしれませんので、チェックしておくとよいと思います。

住んでいれば近隣の方からの情報で知れるローカル情報でも、引っ越し前はよくわかりませんが、このサイトでどこで何の犯罪が起きているのかわかってよいです。

googleニュース検索

google検索は家探しでよく使うと思いますが、「ニュース」だけをまとめて検索できる「googleニュース」機能があります。こちらも防災面のチェックにおすすめという声がありました。

ニュース検索を利用して「住む駅名」「検討している物件名」「検討している学校名」などで検索すると関連ニュースが表示されます。過去に起きた事件や事故などのネガティブなものから、学校の取り組みが取り上げられたなどの良いニュースまで、普通のgoogle検索では見つからない地域情報が見つかります。

引用:googleニュース

交通事故発生マップ・ 犯罪情報マップ (東京都のみ)

東京都への引っ越しを予定されている場合、警視庁が運営している「交通事故発生マップ・犯罪情報マップ」があります。(残念ながらほかの都道府県には対応していません)

地図でエリアごとの事故発生密度が見られるので知らない土地を知る手掛かりになります。

引用:交通事故発生マップ

用途地域(ようとちいき)

用途地域という土地の分け方をご存じでしょうか。

用途地域(ようとちいき)とは、都市計画法地域地区のひとつで、用途の混在を防ぐことを目的としている。住居、商業、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めるもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

用途地域により、その土地に建てられる建物の種類・大きさなどが13種類に分けて決められています。その結果として「住宅が多いエリア」「工場が多いエリア」など分けられているため、その地域の住み心地に影響します。

賃貸で家を探す場合はそこまで気にする必要もないかもしれませんが、

例えば、

  • 「低層住居専用地域」はコンビニが建てられないので不便かもしれない
  • 「商業地域」は風俗施設が認めらているので近隣に施設があるまたはこれから建つ可能性がある
  • 「工業地域」は病院や学校が建てられない、また大型トラックなどが家の付近を走行する可能性がある

など、土地の用途からある程度推測することが可能です。

いくつか物件を検討している時はそれぞれの用途地域もチェックします。都市部ではあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、地方だと工業地域に相場より安めのアパートが建っていたりもするので、特に相場より安い物件は要チェックです。

用途地域を調べるときは、google検索などで「〇〇市 用途地域」などと検索すると、市区町村のサイトが表示されます。以下は一例として名古屋市のページです。

まとめ

この記事では転勤・進学・就職など、土地勘のない場所で家探しをする人が「安全な土地で家探しをする方法」として転勤族60名の方にアンケートを行い、5つの情報サイトをご紹介しました。

住む土地の「防災」「安全性」をチェックするためにおすすめの情報サイトは以下の5つです

  • ハザードマップポータルサイト
  • ガッコム安全ナビ
  • googleニュース検索
  • 交通事故発生マップ・ 犯罪情報マップ (東京都のみ)
  • 用途地域(ようとちいき)

お役に立てたら嬉しく思います。

実際に現地に家探しに行ったときにチェックすべき街の安全性については以下の記事でご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

家探しについては、ぜひこちらもご覧ください!

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転勤族ナビtentento編集部

転勤族による転勤族のための記事とコラムをほぼ毎日更新するWebサイト「転勤族ナビtentento(てんてんと)」です。転勤族が新しい土地に住む時に役立つ、地域の情報・子育て・暮らし・収納・インテリア・転勤族の妻のための働き方についてお届けしています。転勤族ナビtententoとは?

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