\観光ガイドブックじゃない!/転勤族による転勤族のための地域情報 神奈川県川崎市ってどんなところ?

「〇〇県…!?それどこや~!!」

……これは辞令が出た瞬間の私たちの心の声。

この〇〇県に、あなたの転勤での移住先の県を入れてみると転勤が決まった時のことを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

転勤は自分の意志が効かないことが多く、まったく未知の県に行くこともしばしば。転勤は旅行ではなく生活ですから、欲しいのは観光ガイドブックではなく生活に寄り添う地域ガイドブック。

今回は神奈川県川崎市の地域情報をお伝えしたいと思います。経験に基づく限定された情報にはなりますが、いつか誰かのお役に立ちますように。

川崎市ってどんな街?

ひとくくりにはできないので区ごとにチェック

 神奈川県川崎市は多摩川という大きな川を挟んで主に東京都世田谷区、大田区、調布市、狛江市、多摩市、稲城市の一部と隣接し、逆は横浜市、町田市と隣接した政令指定都市です。

世田谷区や横浜市というのは全国的にもよく耳にする地域かと思いますが、それだけ規模が大きく経済活動も活発なため企業の事業所や本社なども多い場所です。そういった地域に隣接している川崎市は首都圏の東西南北へアクセスしやすい交通網も充実しているため都心部に通勤する人たちのベッドタウンとなっています。

ひとそれぞれ「川崎市」へのイメージはそれぞれかと思いますが、私が元々川崎市に持っていたイメージは「工場が多い」ということでした。おそらく昔々の社会科の授業で習った「川崎工業地帯」という言葉が頭に残っていたのだと思います。笑

しかし住んでみると当然ながら川崎市とひとくくりにはできず、7つに分かれている行政区ごとに特徴があることがわかりました。7つの行政区の住にかかわる特徴は、不動産や住宅会社のサイトでも詳しくまとめられていますのでぜひそちらをご覧いただければと思います。

川崎市の幼稚園や小学校について

 川崎市でまず驚いたのは幼稚園に公立園がないということ。全てが私立の幼稚園となります。入園料の有無含め、費用の面でいえば圧倒的に公立園の方が安いのでその点では痛いのですが、逆にいえば子どもが少なくなっている中で経営を維持していくために各園努力をしている前向きな現状はあると思います。

また、川崎市は共働きの家庭にとって重要な保育園枠も厳しいため、共働きでも幼稚園に通わせられるよう、長期休み含む預かり保育実施など内容の充実した園も多い印象でした。

そのために保活に落選したときの保険として幼稚園を検討している人もおり競争率が激しくなり、入園願書配布の時には早朝から並ぶような園もありました。

ここが転勤族にとってかなり手間で大変なところですがひとつひとつ候補の園に問い合わせが必要になります。参考 川崎市幼稚園マップ

またすべての公立小学校の敷地内には「わくわくプラザ」という学童保育があります。

そして制服はなく、私服で登校します。

私自身は私服で小学校生活を送るのは、今まで暮らしてきた場所の経験から当然のように思っていたのですが、公立小学校でも制服のある学校も全国には多いのだと知りましたので情報として書かせていただきました。

転勤族の多い地域はどこ?

ココ!というエリアが特定しにくい理由

 転勤族が多いエリアは転校転出にも慣れた地域性が根付いていて、転勤族としては安心感が得られるエリアですよね。川崎市は地方出身者が多いと言われる首都圏の企業に通勤するような方が住むエリアということもあり、転勤族かどうか以前に、地方出身者は多い印象です。

地方では〇〇県の転勤族が住むなら〇〇区!や、企業の地方支店が多く集まるエリアの近くにある場所など明確な場所を指定できるようなエリアも多いのですが、官舎や特定の企業転勤族専用の社宅がある場所以外で、ここはほとんど転勤族が住んでいます!というような場所は見当たりにくいです。

なぜなら川崎市は首都圏にあるということもあり交通網が充実していてある程度どこに住んでも、長くて1時間以内で都心にいけたりする場所が多いため、居住地エリアを限定する必要がないためです。

比較的多いと思われるエリアや沿線は

 選択肢が多いエリアというのもこれまた、土地勘のない転勤族には辛いですが、比較的転勤族は企業の事業所などが多く集まる23区に近いエリア(宮前区、高津区、幸区)に多い印象です。

このエリアは東急電鉄という東京都(南部)と神奈川県(東部)を走っている私鉄が通っていて、その中の東急田園都市線という路線があるのですがこの路線は終点が渋谷となり都心へ出るアクセスの良さがとても良いです。(通勤時間帯はかなり混みあいますが、首都圏の様々な路線の通勤時間帯に乗車してきた経験から言うとどの線も都心へ向かう電車は混んでいます)

二子玉川駅やたまプラーザ駅といった家族連れに便利な店が揃ったにぎわいのある駅も通っていることから人気があります。もし東急田園都市線沿線で住まいを選ぶのであればおすすめは急行の停車する駅ではなく、急行停車駅の隣駅です。

急行停車駅よりも家賃が抑えられているのに加え、各駅間がさほど離れていないため頑張って歩いたり自転車を使ったりすれば、急行停車駅を利用することも場合によっては可能です。

ただしこのエリアは、山を切り開いて作っていった場所ということもあり、坂がとても多いです。車があれば問題ありませんが、電動自転車を確保しておくと安心だと思います。

生活に慣れたらここへ!

転勤してしばらくは生活を回すことや精神的な落ち込み(笑)を回復させることで精いっぱいかと思いますが、生活に慣れてきたら行きたいおすすめの場所もあります。首都圏なのでありとあらゆる施設が充実していますが、なかでも川崎市民になったらみんな大好きドラえもんを生んだ藤子先生の長年暮らした多摩区にある川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムへ行っていただきたいです。特に「はらっぱ」と呼ばれる屋外エリアはいろいろなキャラクターに出会え、カメラ必須の場所です。

そしてこじんまりした場所でなかなかの穴場ではありますが東急電鉄が運営している電車とバスの博物館もおすすめ。大人でも200円という安い入場料ながら、運転シミュレーターや昔のバスに乗れるエリアなど財布にも心にも充実した内容でとても楽しめると思います。宮前区の宮前駅構内にあるので雨の日や車を持っていない転勤族にも安心です。

おわりに

 今は川崎市を離れてしまいましたが、交通アクセスの良さや首都圏なのに緑も多いエリアも多くある点など、人とのつながりも含め大好きな場所です。突然の辞令や慣れない場所へ行く不安の中で、土地勘のない居住地探しは本当に根が折れる作業ですが、同じ転勤族仲間の声ということで安心感をお届けし、お役にたてられれば嬉しいです。

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元家具メーカーで営業職を経験したのち、家族の転勤にて退職。
季節の行事やイベント、子どものお祝いなどのハレの日に、空間装飾やテーブルスタイリングを行うharenohi_factory主宰。2児の母。

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