転勤族ってどんな業界でどんな仕事をしている方が多いか知っていますか?何となくのイメージはあっても、意外と客観的データを調べたことがある方は少ないのではないでしょうか。
転勤族ナビでは、厚生労働省の独立行政法人である「労働政策研究・研修機構」による「企業の転勤の実態に関する調査」(2022年現在この調査が最新です)をはじめ、様々な調査結果をもとに、私たち転勤族にまつわるデータをシリーズでお届けしています。
この記事では、以下の2つをご紹介します。
- 転勤族が多い業種
- 転勤族が多い職種
>>このページコンテンツ
転勤族が多い業種は?
先に結論をまとめると、転勤族に多い業種は
- 建設業
- 製造業
- 卸売業
- 金融、保険業
- 不動産業、物品賃貸業
- 飲食サービス業
- 小売業
となります。
建設業とは、建設工事の工程で必要となる仕事を含めたもの全般で、いわゆる「ゼネコン」などもこちらです。工事が年単位で行われるために転勤の機会が多いようです。
また、製造業、卸売業、金融業などこちらに記載したその他の業種も、拠点が全国規模にある企業では転勤が多くなる傾向です。
では、このような業種の方に転勤族が多いと言えることについて、根拠となるデータをご紹介したいと思います。
検証データ1)企業調査
まず参考にしたのは「企業の転勤の実態に関する調査」です。こちらの調査は全国の常用労働者 300人以上の企業10,000 社に送付して以下のデータを集計しています。
「正社員(総合職)のほとんどが転勤の可能性がある」と回答している割合を多い順に並べると第一位は「建設業」でした。
引用: 企業の転勤の実態に関する調査
転勤する可能性が高い業種を高い順に5つ並べると
第一位は「建設業」でしたが、多い順に並べると以下のようになります。
- 建設業
- 卸売業
- 金融業、保険業
- 不動産業、物品賃貸業
- 飲食サービス業
検証データ2)正社員調査
もうひとつ、同じく「企業の転勤の実態に関する調査」 では企業を通じて正社員調査票を配布、実際に「転勤経験者」に対しての属性調査も行っています。こちらのデータからも転勤経験者の業種を確認できます。
引用: 企業の転勤の実態に関する調査
転勤経験者の業種を高い順に5つ並べると
第一位は「製造業」でしたが、多い順に並べると以下のようになります。
- 製造業
- 建設業
- 小売業
- 卸売業
- 金融業、保険業
「正社員調査」とはまた違う業種もランクインしています。おそらく製造業では、社員のうち転勤する人が限られていることも影響しているのではないかと考えられます。
以上2つの「企業調査」「正社員調査」から、転勤族に多い業種をまとめてたものが冒頭にも紹介した以下となります。
- 建設業
- 製造業
- 卸売業
- 金融、保険業
- 不動産業、物品賃貸業
- 飲食サービス業
- 小売業
転勤族の多い業種についてはなんとなく日本人の共通のイメージがあるように思いますが、改めて調査結果を見てみると興味深いですね。
では次にどんな職種の方が多いのかを見てみましょう。
転勤族が多い職種は?
同じ調査結果から、以下のデータを参照することで、転勤族の方がどんな職種の仕事をしているのかをデータで見ることができます。
引用: 企業の転勤の実態に関する調査
こちらのデータでその他を除き、多い順に集計すると以下のようになりました。
国内転勤
- 営業職
- 総務・人事の事務職
- 経理・財務の事務職
- 企画・候補・編集の事務職
- 販売・接客サービス業
海外転勤
- 営業職
- 研究開発などの技術系専門職
- 総務・人事の事務職
- 製造・生産現場の作業
- 経理・財務の事務職
どちらも営業職が一番多いという結果になりました。営業と言っても、メーカー営業、商社営業、代理店営業など幅広いためこのような結果になったのかもしれません。
まとめ
転勤族の当事者として暮らしていても、自分の身近な世界しか知らないことも多く、また何気ない会話でも他の方の仕事について詳しいことについては聞きにくいものです。
このようなデータで見てみると、色々な業種や職種の方とその家族が転勤制度とともに暮らしている事がわかり興味深いです。
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読んでいただきありがとうございます。
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