転勤族の妻の仕事事情を296名にアンケート。専業主婦と働く転勤族妻の割合は？

転勤族ナビtententoでは転勤族の皆さんにアンケートを実施していますが、今回は転勤族の妻の仕事事情についてアンケート。半年で296名の方に回答いただきました。（ありがとうございます！）

数年に１度急な転勤があると、働きたい方でも引っ越しが…と悩んでしまうものですよね。

転勤族の妻の仕事に関するリアルな情報を集めてみましたので、何か少しでも参考になれば幸いです。

転勤族の妻の専業主婦の割合は

まず仕事をしていない専業主婦の割合について。集計した結果は以下のようになりました。

※回答頂いた296名のうち有効回答から集計しています。

結果は、以下のように「約半数」となりました。

• 仕事をしていない方　50.8パーセント
• 仕事をしている方　49.2パーセント

転勤族で仕事をしていない方の声

近年はリモートワークや在宅勤務を導入している会社も増えてきましたが、まだまだ引っ越し=退職という選択が主流。「転勤を機に仕事を退職した」「子育て」という理由が多数でした。

統計調査による「専業主婦世帯」の推移

今回のアンケートは、296名の転勤族の方にアンケートをとった記録となりますが、国の統計調査と比較してみるとどんな数値になるのかも合わせてご紹介します。

以下のグラフは、内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」から引用したものです。

画像引用：内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」

このグラフを見ると、1990年代の後半に共働き世帯と同程度になり、2020年には共働き世帯が1,240万世帯に対し571万世帯まで減少しています。

ただ「共働き」とは言いますが、同じ資料の別の調査によると、妻がフルタイムの形式で働く共働き世帯は40年間ほぼ増えていないため、働いていてもパートタイムや短時間労働での共働き世帯が増えていることになります。

「専業主婦である」ことへの意識

また、別の調査によると「専業主婦である」ことに罪悪感や後ろめたさを感じる人が約半数。ただし年代別にみると30代以下で7割近くの人が専業主婦に後ろめたさを感じるのだそうです。

「専業主婦である」ことに罪悪感や後ろめたさがあるかどうかを聞くと、「ある」（25.4％）と「少しはある」（31.2％）を合わせて、約6割の56.6％の人が何らかの引け目を感じていることが分かった。「ない」という人は41.7％だった。

「しゅふJOB総研」2018年11月2日発表

共働き世帯が年々と増えていることや、ニュースや新聞で女性の就業が促進される声が多いことからも、そう感じられるのかもしれません。

まとめ：よそはよそ。うちはうち。

数値や統計を記事にまとめてはみたものの、家族の形はひとそれぞれ。お住まいの環境や年代によっても調査結果の受け止め方は異なるかと思います。

仕事に専念する夫と家庭を守る専業主婦という家族関係も、経済的理由で働きたい人、収入とは別に仕事を通じて社会に関わりたい人も、いろんな形があってそれぞれがいいことだと思います。

家族で納得できる選択を模索していけたらいいですね。

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