転勤族の妻におすすめの働き方。体験談を交えてキャリアコンサルタントがご紹介します

転勤族の妻として転勤の同帯をしながらも「働くことができたら…」という想いを持っている方は多いのではないでしょうか。

私自身、転勤族になって10年以上、仕事や働き方について長い間悩んできました。現在は自営型テレワーク(フリーランス)で働いていますが、数年おきに住まいを転々としながら仕事を見つけるまで本当に大変でした。

この記事では、仕事が安定するまで、私自身色々と試した経験をもとに、転勤族の妻の方へのおすすめの働き方をご紹介したいと思います。

もちろん、転勤族と言っても、すべてをひとくくりにはできません。転勤する頻度や家族構成も異なりますし、それ以前に一人ひとりの価値観や大切にしているものも異なります。なので「転勤族だからこの仕事がおすすめ」と言い切れるものではありませんが、仕事について考えている方にとって、この記事でご紹介することが何かしらのヒントになればと思います。

この記事を書いているHanaと申します。 転勤族歴12年。
専業主婦生活を数年したのち、転勤族をしながら働き始めて6年。
現在は、リモートでWeb制作会社の制作ディレクターと人事をメインにしています。
国家資格キャリアコンサルタント。仕事と家事の傍らほぼ毎日転勤族ナビを更新中。

この記事は、現役の転勤族&キャリコンとしての視点でお届けします。

転勤族の妻におすすめの働き方

まずは転勤族の妻におすすめの働き方を3つのカテゴリに分けてご紹介します。

【1】住む場所が変わっても続けられる仕事を見つける

  • 在宅ワークのフルリモート正社員/契約社員/パート/在宅派遣
  • 自営型テレワークで企業からの仕事を請け負う
  • クラウドソーシングで仕事を行う
  • オンライン秘書系のサービスに登録する

【2】転勤先で仕事を見つける (パート、正社員等)

  • チェーン展開しているお店で働く
  • 全国で需要のある仕事をする(医療事務・調剤事務など)
  • 派遣会社への登録

【3】長期的な目線で考え、仕事につながる取り組みを始める

  • ボランティアや地域活動
  • スキルアップ
  • 投資など労働以外でお金を増やすための取り組み
  • 個人で収益化する(ブログ運営、ココナラなど)

このような選択肢があることを知ったうえで、まずは、自分がどうしたいかを考え、仕事を探していくのがおすすめです。

ではそれぞれ3つを具体的に見ていきたいと思います。

住む場所が変わっても働ける仕事について

まず一つ目は「住む場所が変わっても働ける仕事」

私自身も今のメインのお仕事はこちらです。いくつか方法はありますが、すべてネットがつながることが大前提なので、転勤が決まるとネットの回線工事日程を調整したり場合によりポケットwifiをレンタルしたりする手間はあります。

また、転勤先での生活が落ち着く前に仕事を再開しないといけなかったり、仕事をしながらの引っ越し準備などの負担もあります。(ネットでできる仕事なら楽して稼げます、なんてとても言えないです)

ただどこに引っ越しても同じ環境で働き続けられるというのはやはり魅力的です。

在宅でも安定して働ける「雇用される」お仕事

住む場所が変わっても働ける仕事の中で一番安定しているのは、フルタイム正社員・契約社員・パート・在宅派遣など「雇用される」お仕事を見つけることです。

現在の新しい生活様式に伴い、雇用系の募集もここ数年で増えてきている印象ですが、まだあまり多くはありません。

◆メリット:「雇用」なので収入が安定している

◆デメリット:お子さんがいる場合の保育園問題

過去に一度引っ越しの家探しと並行して保育園探しをしたことがありますが、年度途中に保育園に入れられる地域で条件に合う家を見つけるのは難しく保育園は諦めて幼稚園にしました。私はフリーランスだったのでそれでも何とかなりましたが、正社員をしながら転勤に同帯している方、本当にすごいと思います。

自営型テレワークで企業の仕事を請け負う

同じく比較的在宅で安定している仕事としては、企業の仕事を請け負うことです。(いわゆるフリーランスです)私も今はこちらの働き方です。

フリーランスというと、Webデザインやプログラミングなど特別なスキルを持っているイメージがあるかと思いますが、現在は事務や人事、秘書などバックオフィス系のフリーランスで仕事を始めることも可能です。

自営型テレワークについては、厚生労働省が、対企業、対個人それぞれに自営型テレワークを広める支援を行っておりますので、今後より広がっていく働き方と考えられます。

◆メリット:雇用とは異なり、働く場所や時間が指定されない。比較的自由

◆デメリット:もともとのコネクションがない場合、安定した収入を確保するまで大変。収入が不安定。 クライアント次第で大変な案件もある。契約や確定申告など仕事以外の諸業務に慣れるまで大変。

クラウドソーシングで仕事を探す

自営型テレワークとほぼ同じですが、クラウドソーシングで広く仕事を探していく方法があります。アンケートへの回答など手軽に始められる仕事も多数掲載されているため、家で働くことのスタートとしてここから始める方も多いです。

◆メリット:雇用とは異なり、働く場所や時間が指定されない。比較的自由

◆デメリット:単価が安いものが多い。

クラウドソーシングの中で最大手のクラウドワークスについて以下の記事に解説しています。

オンライン秘書系のサービスに登録する

自営型テレワークとほぼ同じですが、オンライン秘書系のサービスに登録して仕事を探していく方法があります。

◆メリット:事務、経理、人事、秘書など幅広い職種が可能。働き方も一人ではなくチームが多いためネット上でもコミュニケーションを取りながら働くことが可能。サービスによっては大手クライアントの仕事に関わることもできる。業務委託から契約社員などのステップアップも可能。

◆デメリット:選考の難易度が高い(100名に1人くらいの割合と言われています)

転勤先で仕事を見つける(パート、正社員等)

二つ目、転勤先で仕事を見つけるという方法です。メリットは、その土地の人とのつながりを作れること。その地域ならではのローカルな話の情報交換もできますし、転勤したばかりの孤独な状態の時は、家族以外の誰かと少し会話を交わすだけでも心が安らぐということもあるかもしれません。

一つの土地で長く働くことができないことや、急な転勤で突然の退職につながることからも、転勤族の採用はハードルが高いものがありますが、全国チェーンの店舗で働くことや、比較的どの地域にもあるお仕事に関する資格や経験(医療事務や調剤事務など)を持っておくことで、次につながりやすくなるという考え方もあります。

パートの働き方については、以下の記事にも詳細をまとめているのでご覧ください

長期的な目線で考え、仕事につながる取り組みを始める

最後3つめです。まだ子供が小さい、半年以内には次の辞令がありそうなど、状況により働くことが難しい場合、 いつか働ける日のために、長い目で見て仕事につながる取り組みを始めるという手もあります。具体的には地域活動、ボランティア活動を行う、スキルアップに取り組んでみるなど。

ただしスキルアップについては、自分にとって必要なものかどうかを見極めることが大切です。詳しくは以下の記事で解説しています。

その他、転勤族の方におすすめな取り組みは以下の2つです。

投資など労働以外でお金を増やすための取り組み

働くこととは異なりますが、働きたいけど子育て中や転勤頻度が高いなどまとまった時間が取れない場合「投資」をはじめてみるのはおすすめです。金融に関する知識は 生きていくうえでもっておいて損は無いですし、始めるなら早い方がいいので、これは本当にやられた方がいいと思います。

投資関係はネットには怪しい教材がたくさんありますが、楽に稼げる裏技はありません。自分で少額から投資してみて勉強して知識を付けていくことが一番の近道です。

投資をはじめて10年以上になりますが、最初のステップとして私の個人的なおすすめは「投資信託」です。今は少ない金額から始めることができますし、リスクを減らす方法もたくさんあります。いくら本を読んでも自分事としてやってみないと知識はつかないので、まずは証券会社の記事で無料で勉強しながら1000円からはじめてみるとよいのではないかと思います。

個人で収益化する

その他、働くというよりもスモールビジネスを始めるという意味合いが強いかもしれませんが、ブログ運営、YouTube、ココナラでイラストなどを販売する、ミンネでハンドメイド作品を売るなど、個人でお客さんを獲得して収益を得ていく方法もあります。すぐには収入になりませんが、将来を見据えて始めてみるのもひとつです。

◆メリット:ほぼ時間的制約がない。ネット内で立ち上げるものは初期投資費用も維持費も低い(ブログ運営なら年間1万円ほど)うまくいけば収益が大きくなる。

◆デメリット:収益化するまでの道のりが長い。大きな収益につなげている人もほんのひとにぎりです。 例えばブログ運営であれば、ほとんどの方が初期投資費用を回収する前に挫折してしまうようです。また、ブログ関連は怪しい教材も多いので安易な稼げます系の情報には注意が必要です。

私自身、メインのお仕事は自営型テレワークですが、この10年でこの転勤族ナビはじめ3つのサイトを運営して広告費を得ています。最初は全く手ごたえがないのですが、コツコツと調べながら続けることが苦でないならおすすめです。

まとめ:ポイントは今の環境を生かす 」に視点を変えること

ここまで大きく分けて3つ、転勤族の妻におすすめの働き方をご紹介しました。

  • 住む場所が変わっても続けられる仕事を見つける
  • 転勤先で仕事を見つける(パート、正社員など)
  • 長期的な目線で考えて、仕事につながる取り組みを始める(ボランティア、スキルアップ、投資など)

最後に、私自身の体験談ですが、配偶者の仕事の都合で引っ越しをすることを自分で受け入れた以上「本当は仕事を辞めたくなかった」「早く戻りたい」等々と、自分だけではコントロールできないことに不満を募らせるのは、心の健康上よくありませんでした。

自分は今の環境を生かしてできることを探せばいいと視点を変えて色々なことに取り組み始めたら毎日が少しずつ楽しくなっていったような気がします。

また、ここまで働き方についてご紹介してきましたが、転勤生活をする上でタイミングによっては働かないと割り切る期間もありだと思っています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

いずれにしても、まずは自分がどうしたいか?という内省(自分の心と向き合うこと)がスタートです。次の記事についてもぜひご覧ください。

「転勤族の仕事・働き方」についての記事

転勤族の妻の「キャリア」今は無理に働かないという選択肢も

転勤族の妻の面接準備。パート面接でよく聞かれる質問や事前準備

転勤族の妻におすすめの働き方。体験談を交えてキャリアコンサルタントがご紹介

転勤族の妻の仕事探し。スムーズに仕事を見つける方法

転勤族の妻がパートで働くときに考えたい4つのポイント~仕事選び・面接準備~

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Hana(転勤族ナビtentento 管理者)

転勤族12年。主婦を経てリモートワーカー6年目。企業の人事と主婦の復職サポートをしています。国家資格キャリアコンサルタント。小学生姉妹の母。

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