主婦の仕事探しにおすすめ。ひとりで簡単にできる自己分析~自分を客観的に見る3つの方法・記入シート付~ 国家資格キャリアコンサルタントが解説

出産や子育て、転勤などのライフイベントや、様々な事情で一度仕事を離れてから、もう一度仕事を始めようと思っている方へ

仕事を探すために、いきなり求人サイトを見て仕事探しをしていませんか?
これは、多くの方が間違ってしまう仕事探しの方法です。自分の働き方・生き方を考えていくうえで、今の自分に合う仕事を探すためには、以下の手順で探すのがおすすめです。

  1. 自分自身を理解すること(自己分析)
  2. 広く情報を集めること(情報収集)
  3. 具体的な行動をする(応募、選考対策)


ですが、キャリア支援の場でも「自己分析」と言うと「今更なんとなく恥ずかしい」「自分のことを書くのは好きではない」などのネガティブな反応が少なくありません。

自己分析=好きなことを仕事にする!のような若者向けのイメージもありますが、そういった、ふわっとした話ではなく、どんな年齢の方でも、自分の特性や求める条件・環境を理解しておくことで結果的には、以下のようなメリットにつながります。

  • 仕事を選ぶ「自分の基準」が見つかり
  • 面接などの選考準備にもつながり
  • 結果的に仕事で収入を得るまでの時間短縮になる

この記事では、仕事を探している方が気軽に取り組みやすい3つの方法の自己分析方法をご紹介します。記入シートもダウンロードできるので、飲み物を片手に気軽な気持ちで読んでいただけたらと思います。

この記事を書いているHanaと申します。 転勤族歴12年。
専業主婦生活を数年したのち、転勤族をしながら働き始めて6年。
現在は、リモートでWeb制作会社の制作ディレクターと人事をメインにしています。
国家資格キャリアコンサルタント。仕事と家事の傍らほぼ毎日転勤族ナビを更新中。

この記事は、現役の転勤族&キャリコンとしての視点でお届けします。

主婦の仕事復帰におすすめしたい3つの自己分析方法

この記事では3つの方法をご紹介します。

  • 過去の職歴(経験)から強み・弱みを見つける
  • ライフラインチャート
  • 自分の環境や条件の理想と許容範囲を書き出す

それでは、この3つの方法について上から順に詳しくお話していきたいと思います。

1)過去の職歴(経験)から強み・弱みを見つける

強み・弱みを知ることをおすすめする理由

苦手な仕事を嫌々お金のためにと割り切って働くよりも、得意なことを仕事にした方が、仕事先からの評価や収入UPにつながりやすくなります。(「好き」と「得意」は混同されがちですが、ここでは「 得意 」 なことについてお話します)

個人的なお話になりますが、過去に在宅のデータ入力のお仕事をした経験があります。家で働けるならとりあえずということでその仕事を受けたのですが、細かいデータを一つずつExcelに入れていくというのがとても苦手でした。さらに間違い入力を度々指摘されて自己肯定感も下がり、仕事でパソコンを開くことさえも苦痛だったという経験があります。 

あらかじめ自分の苦手なことを理解してから仕事を選べばそのような経験をしなくてもよかったですし、自分にとって合う仕事を見つけるまでに遠回りしてしまったなと感じています。  

強み・弱み(得意なこと・苦手なこと)は、面接でもよく聞かれるポイントです。企業側にとっても「強みを活かして働いてくれそうか」「弱みを客観的に理解しているか」「社内で弱みをカバーできるか」は大切な判断ポイントです。そのため、客観的に整理されていない状態のまま選考を受けると、不安要素と判断されてしまうこともあります。

強み・弱みを見つける4つの問い

具体的には以下の4つの問いから強み・弱みを見つけます。

強み・弱みは、自分自身の考えだけではなく、他者の視点(誰かに言われた事)から振り返ると見つかりやすいため、1と2は自分自身の切り口。3と4は他者からの視点という切り口になっています。この4つの質問で過去の仕事を振り返りエピソードを書き出し、自分の強み・弱みを見つけていただけたらと思います。

  1. 過去の仕事(または普段)で時間を忘れてしまうくらい熱中したこと・充実感を感じたことはありますか 
  2. 過去の仕事(または普段)で苦手だったことや、憂鬱だったこと、出来ればしたくないことはありますか  
  3. 過去の仕事(または普段)で自分にとっては当たり前のことや無意識でやっていることで、他人に褒められたことや驚かれたことはありますか 
  4. 過去の仕事(または普段)で他人に注意(アドバイス)されたことや助けてもらったことはありますか 
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2)ライフラインチャート

ライフラインチャートで過去の自分の行動を振り返る

次にご紹介するのは、自分の今までの人生を振り返り、ライフラインチャートを描く方法です。ライフラインチャートでは、自分の大切にしているものや価値観を探ることができます。

こちらも王道なので、会社のキャリア面談などで受けたことがあるという方もいるかもしれません。この方法は、人生経験が増えてくる30代以上の方に特におすすめの方法です。

以下のシートに、良かった・充実していた時期を「+」に辛かった楽しくなかった時期を「-」にして波線を書いていきます。

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ライフラインチャート のポイント

ポイントは「自分にとって」の線を書くことです。例えば、大手の会社に就職したというと世間一般の感覚では「+」かもしれませんが自分にとってその仕事が辛かったら「-」になります。

そしてここからが一番大切です。チャートを作っておしまいではなく 

  • なぜその時は楽しかったのか?
  • なぜその時は辛かったのか?
  • チャートが「-」から「+」になった時はどんな選択・変化があったのか? 

など「なんで」に隠された「自分の価値観や行動」をメモしていきます。  

「+」や「-」の時に共通しているキーワードや自分の考え方の傾向を見つけるまでなぜ?を繰り返すことで

  • 自分にとっての「成功」「失敗」の共通点
  • 自分が人生で共通して大切にしてきたこと
  • できれば避けた方がいい状況

を見つけられます。

例として私の場合について。私の場合「成功」に共通していたのは、ある程度自分の裁量で仕事を進められる環境だったこと。反対に仕事でも私生活でも身動きがしにくい状況が苦手です。また、仕事においては、自分の役割の範囲だけではなく、自分の仕事が最終的にどこに影響しているかを大切にしているので、働く会社の事業内容なども仕事を選ぶときには重視したほうがよいとわかりました。

このワーク、最初は億劫だったけど、やってみると楽しかったという感想を頂くことが多いです。ぜひ自分なりのライフラインチャートの作成に取り組んでいただけたらと思います。

3)自分の環境や条件の理想と許容範囲を書き出す

最後の自己分析は、自分の今のおかれている環境や条件を書き出すことです。特に家族やお子さんがいる方は、自分についてだけではなく、おかれている環境の中の自分を客観視しておくことが大切です。

環境的に無理な働き方をしてしまうと長くは続きませんし、理想を求めても仕事探しが難航します。以下の内容に「希望」「許容範囲」の両方を書き出して、優先順位をつけておきます

自分の環境についての検討事項

  • 働く時間(週何回、1日何時間)
  • 通勤時間
  • 収入
  • 休日
  • 雇用形態
  • 仕事の内容
  • 数年後に目指す立ち位置
  • 家事との両立
  • 子育てとの両立
  • 働く上でのハードル、心配事
  • その心配事が起きた時の解決法
  • 転勤族の場合、何年くらいここに住むか(予想値)

お子さんがいらっしゃる方は、お子さんの成長とともに条件や許容範囲も少しずつ変わってきますので、自分の年齢とお子さんの年齢をメモしながら数年先まで考えてみることもおすすめです。

また、条件を整理したら、それらについて家族と話しておきます。昼間(子供が学校にいる時間、夫が会社にいる時間)だけ働くというつもりでも、家族の生活に少なからず影響はありますので、家庭内の環境を整えておくことも大切です。

環境の中の自分を客観的に整理しておくことは、そのまま選考(面接)対策にもなります。面接の際、主婦の場合「子供の急病や学校行事などと重なった場合どう考えているか」「仕事をすることに家族の理解を得ているか」などを確認されることは多いです。自分自身で自分の環境を客観的状況を理解して、それぞれに対策していることが伝えられると好印象です。

まとめ:自分について知ることが仕事探しの近道

この記事では、主婦の仕事探しにおすすめしたい「自分について考える(自己分析)方法」について確認しました。

  • 過去の職歴(経験)から強み・弱みを見つける
  • ライフラインチャート
  • 自分の環境や条件を書き出す

以上3つの自己分析をしてみた後に、自分にとってどんな仕事がよいのかをメモして、それをもとに求人サイトなどで仕事を探していきます。

自己分析のステップを踏まず、なんとなくのまま求人サイトを見始めてしまうと「主婦が活躍」「駅近」「大手メーカー」などのキャッチコピーに流されてしまいがちですが、自分の強み・弱み・希望する環境がはっきりしていれば、自分自身の軸で仕事探しが可能になります。

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Hana(転勤族ナビtentento 管理者)

転勤族12年。主婦を経てリモートワーカー6年目。企業の人事と主婦の復職サポートをしています。国家資格キャリアコンサルタント。小学生姉妹の母。

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