転勤族の妻がパートで働くときに考えたい4つのポイント~仕事選び・面接準備~ 国家資格キャリアコンサルタントが解説

転勤族の妻でパートを探している方へ。この記事ではパートの選び方や、面接の準備についてなど、転勤族の妻がパートの仕事を探すうえで必要な情報をご紹介します。

この記事を書くに至ったのは、先日、同じ転勤族の友人と話をしたことがきっかけです。

その友人は転勤族をしながらずっと子供中心の生活をしてきて、子供が幼稚園入園というタイミング。入園したら昼間のひとりの時間に何をしようか考えているようでした。

したいことは、平日の昼間に気兼ねなく出かけたい。美容院、ネイル、ランチ、ショッピングetc・・・あと、家の中の片付けや断捨離などなど。そして色々話した後に出てきたのは「落ち着いたら、本当は働きたいんだけどな…」という言葉でした。

落ち着いたら、近場でパート探したいけど、

  • 転勤族で、次にいつ引っ越しがあるかわからない
  • ワンオペ育児で頼れる人もいないし正社員は難しそう
  • 専業主婦になってしまい、今の自分に何ができるかよくわからない
  • 子供の行事や長期休みは融通が利く仕事ってあるのかな

と心配ごとが多い様子。きっと同じことで悩んでいる転妻さんも多くいると思います。そこで、この記事では転勤族の妻がパートで働くなら、ということについて考えたいと思います。

この記事を書いているHanaと申します。私自身、転勤族歴12年。現在は自営型テレワークで人事として働いていますが、転勤しながらの仕事探しに悩み、試行錯誤してきました。これまでの経験やその後取得した国家資格キャリアコンサルタントの視点でこの記事をお届けします。


転勤族の妻がパートを選ぶときに大切な4つのポイント

転勤族の妻がパートで働くときに考えたい4つの視点。キャリアコンサルタントが解説

パートを探すために求人サイトを見てみると「ママさん歓迎」や「短期OK」など転勤族の妻をしながらでも働けるかな?と思える求人はたくさんあります。ただなんとなくの理由でパートを決めるのは、あまりおすすめできません。

どんなに短期間や週2~3回のお仕事だとしても、一度始めると生活リズムや、もしその仕事が合わなかった場合の精神的な負担など、多くのことに影響していきます。

「パートを始める」というのは自分の人生における【転機】のひとつです。新しい環境をスタートさせることと同じですので、ぜひ一度以下の4つの視点でじっくりと考えてパートを選んでいただけたらと思います。

  1. 状況を整理する
  2. 自分自身について整理する
  3. 利用できるサポート体制を考えておく
  4. 実現に向けて準備する(履歴書や面接の準備)

実はこの1~3を順番に考えていくことが、結果的に履歴書作成やパートの面接準備にもなり、したい仕事に採用される可能性も高まるのです。ではこの4点について順番にお話していきたいと思います。

1)まず状況を整理する

「パートを始めたい」など、何か新しいことをしてみようと思ったとき、まず最初におすすめすすのは、状況を整理して客観的に自分を見てみることです。

今自分はどういう状況に置かれているか

具体的には、以下のような質問を自分にしてみると、自分の状況が客観的に見えてきます。

  • 働きたいと思ったときっかけや目的は何か?
  • ずっと働きたいと思っていたのか、突発的なものか?
  • 今のタイミングが良さそうか?
  • 家族や子供にどんな変化が起きそうか?
  • どんなライフスタイルを希望するのか

転勤族としてこの土地に何年目であとどのくらいいる可能性があるのか、などコントロールできない部分も多々あるかと思いますが、一度客観的に自分の状況を確認して整理します。

ライフスタイルという面では、毎日働きたいのか、週2~3回くらいがいいのか?は人それぞれ異なりますので、自分の1年間や1週間をどう使いたいかをイメージしてみます。

また、お子さんがいる方は、自分の年齢が上がるにしたがって、育児の負担も変わります。一方で自分の体力も落ちてくることや、介護など新しい課題が起きる可能性もありますので、数年先のこともイメージしながら考えてみるのもおすすめです。

2)自分について考える

状況が整理できたら、2つめは自分の気持ちを自分で確認します。

とりあえず近場でパート、ではなく自分がどうしたいか

自分の得意なことや好きなこと、自分はどんな人?という質問にすぐに答えられる人は実はとても少ないものです。特に主婦として生きていると、家族のことや子供のことが優先で、自分のことは後回しになってしまいがちです。

ただ、仕事をするのは「自分自身」なので、自分について考え、自己分析をすることがおすすめです。パートで自己分析とは大げさなと思われるかもしれませんが、自分の特性(得意なこと・苦手なこと)を理解しておくことは大切です。

例えば、自分にとって得意なことが「先回りして行動するのが得意」だとします。それを生かせる職種なら、例えば事務、接客など仕事を探す方向性が広がります。もしそのような方が、勤務条件を優先してマニュアルを重んじる仕事についてしまったら長く続けられることが難しくなってしまうかもしれません。

さらには、自己分析した結果、

  • 本当はパートにしようと思っていたけど、派遣や契約社員、または在宅の仕事のほうが合っていそう
  • 近所という条件にとらわれず、これまでには経験したことがない職種で働いてみたい

など、新しい方向性が見えてくることもあります。

自己分析の方法については、ぜひ一度、以下の記事を見ていただけたらと思います。

3)サポートはどのくらい受けられるか

3つ目は周りからどのくらいサポートを受けられるかについて考えてみます。

万が一の時に頼れる人・サービス

転勤族として暮らしていると、親、兄弟、友人などがいなく、ワンオペ育児、夫も多忙というケースも多いかと思います。そのような状況で仕事を始めると、責任感のある方こそ苦しい思いをしてしまいますので、サポート体制を点検しておくのがおすすめです。

具体的には以下のような内容を確認して、 できるだけ負担のない形で仕事が始められるように準備しておくことが大切です。

  • いざというときは配偶者が有休や早退等でサポートしてくれるのか
  • 近所に頼れる人がいるか
  • 子供は一人で留守番が可能か
  • 臨時利用できる子育て支援サービス
  • 自治体のサポートで受けられるものがあるか
  • 病床育児サービス
  • 食材宅配
  • 家事の負担を軽減する家電

4) 実現に向けて準備する(履歴書や面接の準備)

さて、こまで「状況」「自分」「サポート体制」について考えて、だいぶ自分の働き方について方向性が整理できてきました。最後にここまでの内容を踏まえて仕事を探し、面接をクリアする方法を考えていきます。

仕事探しは、固定概念を外す

仕事探しは、インターネットの求人サイトがメインになると思います。

ほとんどの求人サイトはまず勤務地(最寄り駅)を選ぶ仕組みになっていますが、自己分析をしていれば、勤務地だけにとらわれず、フリーワード検索などを使い広く探していくことが可能です。

求人サイトは時期により出している求人も異なりますので、いくつかの求人サイトを並行してチェックしていくことがおすすめです。

また、indeed求人ボックススタンバイ (旧Yahoo!しごと検索)などの「求人検索エンジン」を使うと、いくつかの求人サイトの情報や、求人サイトに掲載されないコーポレートサイトの求人をまとめてチェックすることもできます。

パート探しにおすすめの求人サイトは以下の記事でご紹介します(準備中)

履歴書や面接の準備

最後に、仕事探しには避けて通れない履歴書や面接の準備についてです。転勤族の妻がパートの面接に行くと、必ずと言っていいほど不安になるのが「転勤族ということをどう伝えるか?」ですよね。

一般的に、人を採用したい企業にとっては、できるだけ長く働いてくれる方を求めているので、数年先にほぼ必ず転勤があることで突発的な退職が予想される転勤族にとって、パート採用は少し不利な状況になります。

ですが、この記事を通して状況整理、自己分析、サポート体制の見直しをしてきたのであればあまり心配はいりません。

転勤族だからこそ自己分析とサポート体制がの見直しが大切

転勤族であることを隠すのはおすすめできません。

それよりも、転勤の可能性があるというデメリットをカバーできるように、ここまで行ってきた自己分析やサポート体制をもとに、自分を雇ってもらうメリットを面接で伝えていくことが大切です。

転勤族の妻の面接対策については以下の記事でもまとめていますので是非ご覧ください

まとめ:転勤族のパート探しに大切な4つのポイント

ここまで長文読んでいただきありがとうございます。この記事では、転勤族のパート探しに大切な4つのポイントについてお話しました。

この4つの考えは、キャリア発達の研究者ナンシィ・K・シュロスバーグの4Sモデルというキャリア理論を応用したものです。キャリア理論というと難しいですが、何か新しいことを始めたり変化が起きた時は、4つの方向から考えてみましょうという、理論に裏付けられた実用的な考え方です。

状況  (Situation) シチュエーション
・自分  (Self) セルフ
・サポート  (Support) サポート
・戦略  (Strateegies) ストラテジー

この記事を読んでくださった方も、パートを探すという新しい転機に直面している方だと思います。この記事が少しでも何かの役に立ち、よい仕事にご縁があるようにお祈りしております。


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Hana(転勤族ナビtentento 管理者)

転勤族12年。主婦を経てリモートワーカー6年目。企業の人事と主婦の復職サポートをしています。国家資格キャリアコンサルタント。小学生姉妹の母。

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