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「転勤族の妻が派遣で働く」のはありか?

転勤族の妻が派遣として働くには?基礎知識とメリットデメリットをキャリアコンサルタントが解説

TwitterでもYahoo!ニュースのコメントでも、主婦の辛さについての言説をよく見かけます。

いろんなコメントがありますが、ざっくりまとめると

自分がお金を稼いでいないことに、引け目を感じる(頑張って家事も子育てもしてても何故かそういう志向になる) 

→引け目を感じて自分を肯定できないから自己肯定感がどんどん下がる

→自己肯定感が下がるので、自分のために時間を使ったり、欲しいものを買ったりできない(服も化粧品も安いとかお得で選びがち)

→知らず知らずの我慢や不満がたまって、誰かのちょっとした言葉にモヤモヤしたりイライラしたりする。

→そんな自分に自分でうんざりする。

→自分の中で、自分の存在価値が落ちる。

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転勤族の妻をしていると、本人の意思とは別に専業主婦している人も多いですし、さらに数年おきの転居による環境ゼロリセットも加わるし、私の人生、なんなんだー、と思ったこと、きっとあるはず。

ただこんな思考を続けていると、自分が参ってしまいます。

じゃあ、とにかく自分で仕事をしてみたら何か打開できるのでは?ということになるのですが、もちろんそんなに簡単にはいかないわけで・・・。

現代は働き方も多様化していて、在宅だって仕事ができるし、ネットの世界で自分で何かスモールビジネスをする人もたくさんいます。

その中でも今回は、色々調べていくうちに転勤族の妻にとって派遣という働き方はありなのか?ちょっとまとめておきたいと思います。

記事監修:国家資格キャリアコンサルタント 安藤

派遣とは?パートとは何が違うのか?

派遣とパートは雇用主が異なる

先に、念のため派遣について補足。派遣とパートで大きく異なるのは「雇用主」

パート:働く会社に直接「雇用」され、その会社から給与が支払われる

派遣:派遣会社に「雇用」され、派遣会社から実際に働く会社に派遣される。給与は派遣会社から支払われる ※仕事を紹介され派遣先が決まると派遣会社と雇用関係になる

こちらをふまえて、転勤族の妻が派遣で働くとどんなメリットがあるのか考えてみます。

転勤族の妻が派遣で働くメリット

期間限定の仕事も意外とある

派遣なら3か月程度の短期のお仕事もあります。なんなら10日というのもある。いつ転勤になるかわからない転勤族の妻にとっても、タイミングによって3か月くらいなら見通せます。

こちら実際の派遣会社の検索画面。長期よりも少ないとはいえ、現在募集している短期の仕事が721件あります。

転勤族であることがパートに比べてネックになりにくい

通常、企業が人を採用・雇用するには、コストと労力がかかります。

例えばパート募集の求人を大手の求人サイトに掲載すると2週間でも数万円~数十万円の費用が発生します。

indeedなら無料~♪とよくCMしているけど、無料ではなかなか人がこなくて、有料オプションつけないとあんまり意味がなかったりしますし、人を採用するって無料ではなかなかうまくいきません。

さらにそこから面接をして、採用後の雇用関連の手続きをして、さらに採用した人が一人前に仕事ができるようになるまで仕事を教えてあげる期間も加味すると、とにかくコストがかかります。

そう、人を採用するというのは企業にとって大変なのです。

なので、会社側からすると採用した人にはできる限り長く働いてほしいと思うもの当然で、数年以内に突然辞められる可能性が高い転勤族は残念ながら嫌煙されてしまいます。

その点、派遣なら期間限定でお仕事に入る人を探しているため、その期間さえ働ければ転勤族であってもネックになりにくいといえます。

引っ越しても同じ派遣会社から仕事を紹介してもらえる可能性あり

全国展開をしている派遣会社なら、引っ越しをしても、引っ越し先での仕事を紹介してもらえる可能性あり◎

最初に派遣会社に登録する時も、オンラインでの面談を取り入れている派遣会社も増えているので、その点も転勤族にとってメリットになります。

派遣先で新しい人間関係を作れるかも?

「〇月〇日スタート3名募集」など、同じタイミングで複数募集するお仕事なら、その仕事がきっかけに新しい人間関係を作れる可能性があります

近所に知り合い0人から生活を始める転勤族の妻にとってはこの点もメリットになるかもしれません。

その他一般的な派遣のメリット

転勤族ならではということではないのですが、派遣の働き方には以下のようなメリットも。

  • 仕事内容が契約書で決められているので、定められた仕事以外はする必要がない
  • 事務やオフィスワークの仕事がパートよりも探しやすい
  • パートに比べて時給が比較的高いものが多い
  • 最近は主婦層をターゲットにした10時~15時などの仕事も増加
  • 派遣会社からキャリアアップ支援の制度を受けられる
  • 派遣会社の福利厚生を受けられる

特に、労働者派遣法の改正によって、 派遣社員へのキャリアップ研修は義務化されているので、派遣会社のキャリア研修をよく調べ、その仕組みをうまく使って自分自身のスキルを磨いておくのも賢い方法と言えます。

転勤族の妻が派遣で働くデメリット

色々良い面を上げてきましたが、もちろんいいことだけではありません。

派遣先が決まるかどうかはご縁次第

派遣は、派遣先の仕事と自分の条件がマッチした時にお仕事が発生するため、コンスタントに仕事に入れるかどうかはその時のご縁次第。

また派遣であっても、パートや正社員などの仕事同様に、地方に行けば行くほど仕事は見つけにくいといえます。

そうは言っても急な転勤

短期なら見通せそうとは言っても、転勤族としては青天の霹靂的な異動はつきもの。もし契約中に転勤が決まってしまった場合は、派遣元の会社も派遣先の会社にも迷惑がかかることは避けられません。

もちろん、一般的な派遣会社なら契約解除は絶対にできない、違約金が発生などのリスクはないのですが、派遣元との信頼関係が作れるように、自分にしかわからない業務を作らない、すぐに相談できる関係づくりなど工夫は必要になります。

お疲れ様でした

派遣で働くことについて色々書いてはみたものの、転勤族の妻として働くことの本質は派遣かどうかではありませんし「転勤族なら派遣がおすすめです!!」などと言いたいわけではありません。

このサイトでは繰り返しのおなじみのセリフですが、転勤族だから派遣、転勤族だからこの条件で…など枠にとらわれて考えるのではなく、

  • 自分はどんな仕事をしたいのか?
  • もしこの仕事をするとしたら、得られる経験は自分にとってどう影響するか?

自分自身の軸を自分で考えながら、働き方を選んでいくことをおすすめしたいと思います。

転勤族の妻の仕事や働き方について考えている方はこちらもどうぞ。

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転勤族ナビtentento
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安藤です。国家資格キャリアコンサルタント。元人材系大手で転職サイトのWebディレクター。現在はフルリモートワークで人事採用など。転勤族妻歴12年、小学生姉妹の母
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