キャリア=仕事。これ実は誤解です。

国家資格キャリアコンサルタントHana(はな)です。転妻さんの「働きたい」をサポートする活動をしています。

この記事では、自分の「キャリア」について悩む転妻さんに、仕事だけがキャリアではない!ということをお伝えしています。よければ読んでください♪

転勤族をしていて、仕事したいのに転勤が理由で仕事やパートができない期間がをしていると、「仕事」とか「キャリア」という言葉について考えた時、モヤモヤとした気持ちがが浮かんでくる方は多いと思います。

転勤族妻がキャリアを考えた時のモヤモヤ

自分のキャリアを考えた時、一度はこんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

  • 自分は転居のたびに全てリセットされるのに、夫だけキャリアを続けて行くことへの不満、むなしさ
  • もし転勤族と結婚せずに自分のしたかった仕事をしていたら今頃どうなっていたのか…と考えてしまう
  • 地方だと仕事の選択肢が少ない、子供の預け先など、働くこと自体のハードルが高すぎて動き出せない
  • いざ働けるタイミングになっても、ブランクありだとどこにも採用してもらえないのではないかという不安

ここに書いたことはすべて私自身が実際に過去に感じていたものです。

自分の人生だし、単身赴任とかほかの選択肢もある中でも、自分で決めて転勤に同帯しているのに、それでも自分のキャリアについて考えると、こんなマイナスの気持ちになってしまうことはよくありました。

そもそもキャリアとは?

そもそも「キャリア」とはなんでしょうか。

私たち転勤族の妻は本当にキャリアを失っているのでしょうか?

実は、キャリアは一般的な共通のイメージとして「職業・仕事上のステップアップ」という意味でつかわれますが、実はキャリアは職業のことだけではないのです。

実際に日本でも、厚生労働省がキャリア=「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」として定義しています。

厚生労働省さんなので、難しい言葉ではありますが、ざっくりと翻訳すると「生き方そのもの」をキャリアと定義しています

「生き方そのもの」 なので、仕事だけではなく、子育てや介護、また趣味の時間や学習の時間など、すべての人が自分の人生を過ごす経験が含まれます。

そしてその中で自分の生き方をどうしていくかを個々が考えることを、キャリアと定義しているのです。 そう考えていくと、私たち転勤族の妻はキャリアを失っているわけではないのです。

では自分のキャリアをどう考えていけばいいのでしょうか。

出典:「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書について

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/07/h0731-3.html

ライフキャリアレインボーという考え方

人間の人生やキャリアについて「ライフキャリア・レインボー」という考え方に整理した理論家がいます。

米国の教育学者のドナルド・E・スーパーという方です。

スーパーによれば、人は、生まれてから死まで一生涯にわたってさまざまなライフロール(役割)が存在します。

例えば

  • 子供として養育される役割
  • 学習する役割
  • 職業人として働く役割
  • 親として子供を育てる役割
  • 市民として市民生活をする役割
  • 配偶者としての役割

その役割のバランスが年齢とともに変化して役割が重なり合う様子を「虹」のように表現しました。

詳しい理論は割愛しますが、ここで改めてお伝えしたいのは、キャリア=仕事だけではなく、キャリア=生き方そのものであるということです。

人生において仕事はひとつの役割に過ぎず、多くの人はたくさんの役割を持ちながら生きていることに、改めて視覚的に気付くことができます。

子育ての経験も、学校や地域の役員活動も、毎回の引っ越しの段取りを担っていることも、全部大切な自分の経験やキャリアになるということなのです。

自分のキャリアレインボーはどんな状態?

では今、自分のキャリアレインボーはどんな状態でしょうか。

転勤族の妻として転勤に同帯しているなら、配偶者、親、市民としての役割に比重を置いている方が多いことと思います。

子供を育てている「親」という役割と同時に、親を介護するという「子」という役割を持っている方もいるかもしれません。また、今はない役割も、時間の経過とともに役割は変化していきます。

人生は長く続いていきますので、今は「職業人として働く役割」という役割がない時期であり、自分が今担当している役割を全うして、その中でスキルを磨いていったり、その役割を思う存分に楽しむ時期であると考えていくことができます。

転勤族の妻をしながらもたくさんのスキルを身につけている

私は常々、転勤族の妻のスキルは高く、転勤のたびに磨かれ続けていると思っています。

例えば転勤が決まって、私たちが配偶者の役割として当たり前にいつもこなしていることがあります。

  • あらゆる条件から家や引っ越し先を決める「調べる力」「決断する力」
  • 内示から引っ越しまでの短い期間でたくさんのタスクをこなす力
  • 新しい土地で知らない人ともコミュニケーションをとる力
  • 子供が不安にならないような励ましたり相手を思いやる気持ち

このようなことも、転勤族の妻として生きていくうえで身に着けたスキルでありそれぞれの家庭の中で当たり前にやっていることだと思いますが、すべて簡単なことではありません。

今目の前にある役割をまっとうしていけば 時が経ち、また仕事としてのキャリアを再開するときには、きっと自分の武器になっているはずです。

このように考えていくと、少しもやもやとした気持ちも減っていくのではないでしょうか。

まとめ

実際に自分のキャリアレインボーを描いてみることは、企業研修などでも取り入れられている手法です。

自分で虹の絵をかいてみると、多くの役割を持ちながら生きていることに気が付きますし、改めて今の役割を自覚し、その経験をまたいつか職業人としてのキャリアにつなげる可能性を考えることもできます。

どんな状況の中でも、自分らしくどう暮らしていくかを考えていくことで、キャリアを前向きに考えられるのではないでしょうか。

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